cameraGPS icon

無geotagで位置情報を扱う写真アプリCameraGPS

2015年5月4日

写真に位置情報を埋め込んでいると、いろいろと便利な反面、気軽にアップロードした写真から撮影場所を知られてしまうといった、不本意なことにもなりかねません。

iPhoneであれば、位置情報サービスをオフにして撮影すれば良いのですが、当然、この場合は位置情報を知ることができません。

位置情報は取っておきたいが、写真に埋め込まれるのは困る!そんな方のために、良いiPhoneアプリがあります。

CameraGPS一葉とは

「CameraGPS一葉」は、写真を中心に、地図、住所、メモ、音声などの情報をリンクして管理する、iPhoneアプリです。

CameraGPS スクショ2

設定=>位置情報サービスをオンの状態で、写真を撮影すると、通常、写真にgeotagとして位置情報が添付されますが、「CameraGPS一葉」では、添付されません。

「CameraGPS一葉」では、位置情報を写真とは別の情報として、アプリ内でリンクしています。

「CameraGPS一葉」で撮った写真は、Web上のサイトなどにアップロードしても、うっかり位置情報を公開してしまうといったことにはなりません。

基本的な使い方

使い方は簡単です。基本的な手順は以下の通りです。

必須なのは「1.撮影(データ新規作成)」と「5.データの選択」のみで、2〜4は必要に応じて行うものです。

1.撮影(データ新規作成)

メイン画面(起動時の画面)の下中央のカメラボタンをタップして写真を撮影します。

(位置情報は、geotagとして写真に添付されるのではなく、アプリ内で写真とリンクされます。住所は自動生成されます。)

CameraGPS スクショ1

メイン画面

2.位置情報の微調整

必要に応じて位置情報の微調整が行えます。粗い位置情報で良い場合には不要です。

CameraGPS スクショ3

地図画面
マップ/航空写真/地図+写真のうち、航空写真の表示例

ピンの移動

メイン画面の地図タブか概要タブをタップし、表示された地図上のピンをドラッグして移動します。

(ピンの移動によって、緯度、経度の情報は変更され、編集日時も更新されます。)

(住所は、自動的には変更されません。)

住所の再生成

住所を書き換えたい場合に実行します。

メイン画面の住所タブをタップし、表示された住所情報を消去します。

「位置情報==>>住所」ボタンを押すと、更新後の緯度と経度から再生成された住所が入力されます。

(住所を自動生成せずに、手動入力することも可能です。)

3.テキストメモ追加

テキストメモは、必要に応じて追加します。

メイン画面のメモタブか概要タブをタップし、表示されたメモ領域をタップすると、テキストメモが入力できます。

もちろん、Siriに対応するデバイスであれば、音声入力も可能です。

4.音声メモ追加

音声メモは、必要に応じて追加します。

メイン画面のメモタブか概要タブをタップし、表示された録音ボタン(赤丸ボタン)をタップすると、録音が始まります。

録音は、停止ボタン(赤四角ボタン)のタップで完了します。

5.データの選択

メイン画面の上右のリストボタンをタップして、データテーブル画面を表示します。

表示、または編集したいデータをタップして選択し、再タップするか、戻るボタン(右上の>ボタン)をタップすると、そのデータがメイン画面に表示されます。

CameraGPS スクショ4

データテーブル画面

リンクする情報

CameraGPSアプリ内で、写真とリンクさせる情報を次の表にまとめました。

情報編集可否
撮影日時不可
編集日時
地図情報(緯度、経度)
高度不可
住所
テキストメモ
音声メモ

CameraGPS一葉の特徴

CameraGPS一葉の特徴は、1.に、「位置情報をgeotagを使わずに紐付けること」と、2.に、「写真を中心に様々な情報を紐付け、ひとかたまり(一葉)として管理できること」です。

特徴1:geotag無し

通常のカメラアプリでは、位置情報サービスがオンであれば、撮影時に、写真(jpgなどの画像ファイル)の中にgeotagとして位置情報が書き込まれます。

CameraGPS一葉では、geotagは書き込まれず、安全です。

意図せず位置を公開してしまう危険性

位置情報の書き込まれた画像ファイルを、不注意にアップロードして、意図せずに、知られたくもない撮影場所を知られてしまうということはよくあることです。

CameraGPS一葉なら安全

CameraGPS一葉では、写真にgeotagを添付しない(画像ファイルに位置情報を書き込まない)ように制限していますので、意図せず撮影場所を公開してしまうようなことが起こりません。

CameraGPS一葉では、写真にgeotagを添付するかわりに、アプリ内で写真と位置情報をリンクしています。

なので、メールなどで写真を共有する際にも、位置情報は明示的に本文に入るか、地図の画像ファイルとして明示的に添付されるので、写真に隠れてアップロードされることがなく、安全です。

写真は、Dropboxへエクスポートすることもできますが、この写真にも位置情報は添付しません。きれいに削除しています。

CameraGPS一葉では、iPhoneのカメラロールにも写真の複製を残す仕様となっていますが、このカメラロール上の写真にも位置情報は添付しません。

したがって、カメラロール上の複製をWeb上のサイトなどにアップロードしたとしても、その写真から意図せずに位置情報が漏れる、といったトラブルは起こりません。

特徴2:ひとかたまりの情報

CameraGPS一葉では、主に、

  • 1枚の写真
  • 一組の位置情報
  • ひとつのテキストメモ
  • ひとつの音声メモ

を、ひとかたまりの情報(一葉)として管理します。写真も、音声メモも、複数ではなく、ひとつだけの簡単なデータ構造です。

メイン画面の概観タブで表示される概観画面では、このひとまとまりの情報を、ひと目で概観できるようになっています。

利用される方々

CameraGPS一葉は、調査目的で利用されることが多いようです。外回りの営業や、様々な取材などで使われる方もいます。

一例をご紹介します。

オランダで道路清掃状況のチェック

オランダの公共機関の道路清掃管理担当の方は、道路の清掃業務を外部委託して、定期的にその清掃状況をチェックしているそうです。ここでもCameraGPS一葉を利用しています。

清掃箇所を撮影し、気づいたことをその場でメモ(テキストメモか音声メモ)しています。写真の撮影日付は変えられないので、エビデンスとしても有効です。

一回分のチェックをひとつのフォルダーにまとめておけば、地図上にピンを全表示させることで、チェック漏れが無いか、直感的に把握することも可能です。

海岸のゴミの状況をチェック

様々な海岸のゴミ事情を調査しておられる方もいらっしゃいます。これも、CameraGPS一葉が便利に使えるケースのひとつです。

様々な利用方法

CameraGPS一葉は、野外で行う調査/研究等、様々な場面で利用できます。

旅行などでも重宝します。旅行後、地図上で移動ルートを再現しながら、写真鑑賞を楽しむことも可能です。

名所旧跡の写真とともに、その音声アナウンスや、環境音を記録しておくこともできます。

CameraGPS一葉の機能

CameraGPS一葉の機能は、多彩というわけではありません。むしろ、分かりやすい必要最低限の機能に絞っている、といった方が良いかもしれません。

バックアップのために、Dropboxとも連携していますが、あくまでも、フォルダー丸ごとのバックアップとしての利用に限定し、リアルタイムの同期処理は行いません。

基本機能

CameraGPS一葉の基本機能は、写真撮影、位置情報自動生成、メモの付加、だけです。

特徴的なのは、位置情報をgeotagとして写真に埋め込まないことです。位置情報は、別途、アプリ内で写真に紐付けられます。

CameraGPS一葉で撮影した写真は、位置情報サービスがオンの状態であっても、geotagが付きません。写真だけをアップロードしたつもりで、うっかり位置情報を公開してしまうというミスは無くなります。

写真撮影/位置情報生成

写真を撮影すると、位置情報と住所が生成され、地図上にピンが立ちます。

iPhoneデフォルトの「カメラ」アプリや、他のカメラアプリのような、写真の加工機能はありません。

「カメラ」アプリで加工した写真を、カメラロールからロードすることは可能ですが、この場合、写真の上下に細いラインが付き、CameraGPS一葉で撮影した写真と区別されます。

カメラロール、写真アルバムからのロードは、カメラボタンを押して、撮影せずにキャンセルすることで可能になります。

位置情報の修正

位置情報を微調整するときは、地図タブか概観タブで地図を表示し、位置ピンをドラッグします。

位置情報の微調整の後、住所タブで表示された「位置情報==>>住所」ボタンをタップすると、新しい位置情報に対応する住所が表示されます。

住所を自由に編集したい場合には、住所の表示領域をタップして編集モードにします。

テキストメモの付加

メモタブか概観タブでテキストメモ領域(始めは何も表示されていない領域)を表示して、ここをタップするとテキストメモの入力/編集が行えます。

音声メモの付加

メモタブか概観タブで音声メモの録音ボタンを表示して、これをタップすると、音声録画がスタートします。停止ボタンで録画終了です。

ポーズボタンで一時停止した場合には、録音ボタンで録音を再開し、停止ボタンで録音終了となります。

その他の機能

その他、バックアップ機能、データ送信機能、フォルダ機能、写真拡大機能、写真のエクスポート機能があります。

バックアップ機能

CameraGPS一葉のデータは、Dropboxにバックアップすることができます。フォルダ毎のバックアップとなります。

Dropboxは、Dropbox,Inc.が提供しているオンラインストレージサービスです。

Dropboxの使い始めに無料で使える容量は2GBですが、FacebookアカウントやTwitterアカウントにリンクしたり、知人を招待することで容量を増やすことができます。

最大で17.875GB増!Dropboxの容量を無料で増やす8つの方法【2014年版】

Dropboxの容量が十分確保されていれば、xxxバックアップver1、xxxバックアップver2、xxxバックアップver3、など、ある時点のフォルダを丸ごとバックアップして、バージョン管理することもできます。

不要になったバックアップは、いつでもCameraGPS一葉から削除できます。

他のiPhoneのCameraGPS一葉にデータを移したいときには、一旦、Dropboxにフォルダをバックアップしてから、他のiPhoneでリストアします。

データ送信機能

データ送信には、2つのタイプがあります。音声ファイルを添付するタイプと、しないタイプです。

Eメール(+Voice)

音声ファイルを添付できるのは、Eメールだけです。音声ファイルはvoice.cafというファイル名で添付されます。

拡張子caf(Core Audio File)の音声ファイルは、iPhoneでよく使われるもので、QuickTime Playerなどでも再生できます。

「Eメール(+Voice)」でのデータ送信では、位置情報や住所が、本文に挿入されます。地図画像は、地図タブで表示される地図イメージが、写真とは別の画像として添付されます。

写真には、geotagとして位置情報が埋め込まれてしまうことはありません。

不要な情報は、メールの編集画面で削除できます。もちろん、加筆もできます。

Facebook,Twitter,etc.

「Facebook,Twitter,etc.」では、音声ファイルを添付できません。音声ファイル以外のデータを送信するときに用います。

地図画像は、地図タブで表示される地図イメージが、写真と結合された形式の画像として添付されます。地図画像は添付しない設定にすることも可能です。

「Facebook,Twitter,etc.」でも、写真にはgeotagが付きません。

フォルダ機能

フォルダ管理ができます。

フォルダ名は重複が可能です。CameraGPS一葉では、同じフォルダ名でも、アプリ内で別ファイルとして認識しています。

フォルダの削除は、フォルダ内にデータが無い場合にのみ可能となります。一括削除機能はありませんので、フォルダ内のデータを全て削除した後に、フォルダを削除するという手順になります。

写真のエクスポート機能

写真のみですが、Dropbox上にエクスポートすることができます。写真画像は、Jpeg形式でのエクスポートとなります。

CameraGPS一葉/無料版と有料版

iPhoneアプリ「CameraGPS一葉」には、無料版と有料版があります。

無料版が有料版と異なる点は、広告が表示されることと、作成するデータ数に制限のあることです。ただし、無料版でも、「バックアップの読込」については、データ数の制限を超えて読み込むことが可能です。

なお、無料版でも、アプリ内課金で、有料版と同じ機能にアップグレードすることができます。まずは、無料版をお使いいただくのが良いかと思います。

App Store

無料版

App Store

有料版

CameraGPS一葉の類似アプリ

CameraGPS一葉には、類似の機能のアプリが存在します。

「写真フォルダ for iPhone」と、「CameraGPS+Ⅱ」です。

CameraGPS+Ⅱ

かつて、CameraGPS+とCameraGPS+Ⅱという2つのアプリが存在しましたが、アプリの拡張性の低さからiOSのバージョンアップに追随できず販売中止となっています。

CameraGPS一葉は、CameraGPS+とCameraGPS+Ⅱの良いとこ取りをして、更に拡張性を向上したものです。

写真フォルダ for iPhone

「写真フォルダ for iPhone」は、基本的な機能でいえば、CameraGPS一葉と変わりありません。

フォルダを階層的に管理できるのが特徴で、更に写真をジグソーパズルにしてプレイする機能もありますが、操作しにくいとの声もあり、また、CameraGPS一葉のようにデータ全体を概観することができません。

やはり、おすすめなのは、CameraGPS一葉の方です。

写真をジグソーパズルにするアプリ

写真をジグソーパズルにしてプレイするアプリには、iPhoneアプリの「ジグソーパズルメーカー2」とiPadアプリの「ジグソーパズルメーカー for iPad」があります。

ジグソーパズルメーカー2

jigsaw icon

ジグソーパズルメーカー2は、
写真から16〜100ピースのジグソーパズルを作成するiPhoneアプリです

jigsaw スクショ1

25ピースの
ジグソーパズル

App Store

無料版16ピース
写真 To ジグソーパズル

App Store

有料版16〜100ピース
ジグソーパズルメーカー2

ジグソーパズルメーカー for iPad

jigsaw PAD icon

「ジグソーパズルメーカー for iPad」は、
写真から16〜100ピースのジグソーパズルを作成するiPadアプリです

jigsaw PAD スクショ2

100ピースの
ジグソーパズル

App Store

無料版16ピース

App Store

有料版16〜100ピース